レトルトカレーを実際に食べてレビューしていくシリーズ。
今回食べたのは、エスビー食品「神田カレーグランプリ」シリーズの「100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー」です。
「100時間カレー」という名前からも、じっくり煮込んだ濃厚なカレーを想像させる一品。
実際に食べてみると、最初に印象に残ったのはトマトや赤ワインを思わせるしっかりとした酸味でした。
その奥には、野菜や果物、牛肉などをじっくり煮込んだような深みがあります。
そして具材として入っている牛肉は、柔らかく煮込まれたものがゴロゴロ。
今回の一言評価は、
「じっくり煮込んだ深みが感じられるカレー」
総合評価は3.18 / 5.0です。
それでは詳しくレビューしていきます。
「100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー」とは?
「100時間カレー」は、濃厚な欧風カレーを提供するカレー専門店です。
神田カレーグランプリでは第4回(2014年)と第6回(2016年)の2度優勝しています。
今回食べた商品は、その100時間カレー監修の味を家庭で手軽に楽しめるようにしたレトルトカレーです。
エスビー食品によると、100時間以上かけて作り上げるお店の味わいを再現した、濃厚で風味豊かな欧風ビーフカレーとのこと。
内容量は180g、希望小売価格は400円(税別)です。
※商品情報は変更される可能性があります。購入時にはパッケージやメーカー公式サイトをご確認ください。
一口目に感じたのはトマトと赤ワインのような酸味

一口食べて、まず強く感じたのが酸味でした。
個人的には、トマトと赤ワインを思わせるような酸味です。
原材料を確認すると、実際にトマトケチャップ、トマトペースト、赤ワインが使用されています。
そのため、今回感じた酸味にはこれらの素材が関係していると考えられます。
欧風カレーというと、炒め玉ねぎや果物による甘みを強く感じる商品もあります。
しかし今回の100時間カレーでは、個人的には甘みよりも酸味の方が明確に前に出ていると感じました。
この酸味が、今回のカレーを特徴づける大きなポイントです。
「100時間」は煮込み時間だけではない?
「100時間カレー」という名前を見ると、「カレーを100時間ずっと煮込んでいるの?」と思うかもしれません。
実際には「100時間カレー」はお店のブランド名で、公式には100時間以上かけて素材のおいしさを濃縮して作り上げることが特徴として紹介されています。
今回のレトルトカレーを食べても、確かに単純な味ではありません。
野菜や果物、牛肉など、様々な素材がルーに溶け込んでいるような深みを感じました。
原材料を見ると、ソテー・ド・オニオン、マンゴーチャツネ、リンゴペースト、トマト、赤ワイン、ビーフエキス、フォン・ド・ボーソース、カカオマス、バナナフレークなど、かなり多くの素材が使用されています。
一つひとつの素材が前面に出るというより、様々な味が溶け込んだ複雑さが、このカレーの「煮込まれた深み」につながっているように感じました。
ルーは濃厚だけど、家庭のカレーほどドロッとしていない
ルーの質感は、サラサラでもドロドロでもない中間くらいです。
家庭で作るカレーのような強い粘度はありません。
具材としてじゃがいもが入っておらず、野菜や果物などはソースに溶け込んでいます。
そのため口当たりは比較的なめらか。
ただし、味そのものは軽くありません。
牛脂やビーフエキス、フォン・ド・ボーソースなども使われているため、なめらかなルーの中にしっかりとしたコクを感じます。
甘みや苦味より、酸味が主役
原材料にはマンゴーチャツネ、リンゴペースト、バナナフレークなど、甘みを連想させる素材も使用されています。
また、カカオマスも使われています。
ただ、今回実際に食べてみた印象では、甘みや苦味はそれほど強く感じませんでした。
それ以上に存在感があったのが酸味です。
このあたりは好みが分かれるところだと思います。
酸味の効いた欧風カレーが好きな人には特徴として楽しめそうですが、個人的にはもう少し酸味が控えめであれば、牛肉や野菜、果物などの旨みをより感じやすかったのではないかと思いました。
今回、味の評価を3.1点とした大きな理由もここです。
スパイスより煮込んだ素材の風味を楽しむタイプ
スパイス感は、それほど強くありません。
スパイスの香りが前面に出るインドカレーやスパイスカレーとは、かなり方向性が違います。
辛さについても、個人的にはそれほど強く感じませんでした。
かといって甘口という印象でもありません。
辛さの感覚としては中辛くらいです。
このカレーで楽しみたいのは、強い辛さやスパイスというより、野菜、果物、牛肉などをじっくり煮込んだような複雑な風味。
今回のスパイス感は3.1 / 5.0としました。
※辛さの感じ方には個人差があります。
柔らかい牛肉がゴロゴロ入っている
具材として形が残っているのは、基本的に牛肉です。
そして、この牛肉がなかなか良かったです。
レトルトカレーの牛肉としてはしっかり存在感があり、ゴロゴロと入っています。
さらに、肉はかなり柔らかめ。
原材料でも「ハーブ煮込み牛肉」と記載されており、濃厚な欧風カレーソースとの相性も良好です。
じゃがいもやにんじんなどの形は残っていませんが、ビーフカレーとしての肉の満足感は十分にありました。
ルーもやや多めで満足感あり
食べていてもうひとつ良かったのが、ルーの量です。
内容量は180gですが、個人的にはルーがやや多めに感じました。
牛肉以外の具材がソースに溶け込んでいることもあり、ご飯にルーをしっかり絡めながら最後まで食べられます。
「最後にご飯だけ余ってしまった」ということもなく、量的な満足感は十分でした。
レトルトカレーとして十分おいしい
完成度については、レトルトカレーとして十分おいしいという評価です。
様々な素材を使った複雑なソースと、柔らかい牛肉。
一般的な低価格帯のレトルトカレーとは違った、濃厚な欧風カレーらしい味を楽しめます。
一方で、個人的には酸味がかなり強く感じられました。
そのため、全体としての完成度は高いものの、好みによって評価が分かれやすいカレーでもあると思います。
サフランライスと合わせてみたい
今回は白ご飯で食べましたが、次に試してみたいのがサフランライスです。
酸味がしっかり効いた濃厚な欧風カレーなので、香りのあるライスと組み合わせても面白そうです。
白ご飯よりも少し華やかな香りが加わることで、欧風カレーらしい特別感も増しそう。
見た目にも黄色いライスと濃い色のカレーソースのコントラストが出るので、自宅で少し贅沢に食べたいときにも良さそうです。
100時間カレー 欧風ビーフカレーを5項目で評価
今回も「味・コク・スパイス感・具材・コスパ」の5項目で評価します。
5項目の平均は3.18 / 5.0です。
最も高く評価したのは具材の3.3点。
形が残っている具材は牛肉だけですが、その牛肉が柔らかく、ゴロゴロと入っているところは好印象でした。
全体的には3点台前半にまとまりましたが、これは決して完成度が低いという意味ではありません。
個人的に酸味がかなり強く感じられたことが、味やコクの評価に影響しています。
まとめ|じっくり煮込んだ深みを感じる欧風ビーフカレー
「神田カレーグランプリ 100時間カレーB&R 欧風ビーフカレー」は、様々な素材をじっくり煮込んだような深みを感じられるカレーでした。
一口目から印象的なのは、トマトや赤ワインを思わせる酸味。
その奥に、炒め玉ねぎ、果物、牛肉、フォン・ド・ボーなど様々な素材が溶け込んだ複雑な風味を感じます。
さらに柔らかい牛肉がゴロゴロ入っていて、ルーの量も十分。
個人的にはもう少し酸味が控えめであれば、素材それぞれの旨みをさらに楽しめたように思います。
とはいえ、レトルトカレーとしては十分おいしく、コストパフォーマンスも良好。
また食べたいと思える一品でした。
今回の一言評価は、
「じっくり煮込んだ深みが感じられるカレー」
総合評価:3.18 / 5.0
甘さを前面に出した欧風カレーとはまた違う、酸味と煮込みの深みが印象に残る一皿でした。
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