レトルトカレーを実際に食べてレビューしていくシリーズ。
今回食べたのは、エスビー食品「神田カレーグランプリ」シリーズの「マンダラ ビーフマサラカレー」です。
以前「噂の名店」シリーズのマンダラ「バターチキンカレー」を食べましたが、今回は同じマンダラ監修でもビーフを使ったマサラカレー。
実際に食べてみると、バターチキンカレーとはかなり方向性が違いました。
一口目から感じる重厚なビーフの旨みと本格的なスパイスの香り。
そこにスパイスの苦味や香ばしさ、トマトのしっかりとした酸味が重なり、かなり個性的な味に仕上がっています。
今回の一言評価は、
「深くて力強い北インドのカレー」
総合評価は3.74 / 5.0です。
それでは詳しくレビューしていきます。
「マンダラ ビーフマサラカレー」とは?
「マンダラ」は、東京・神田神保町にあるインド料理の名店です。
今回の商品は、そんなマンダラが監修するエスビー食品の「神田カレーグランプリ」シリーズの一品です。
マンダラは第2回神田カレーグランプリの優勝店。
エスビー食品では、このビーフマサラカレーを「焙煎して香りを高めた特製スパイス」と「力強いビーフの旨み」が特徴のコク深いカレーとして紹介しています。
内容量は180g、希望小売価格は400円(税別)です。
※商品情報は変更される場合があります。購入時にはパッケージやメーカー公式サイトをご確認ください。
一口目から感じる重厚なビーフの旨み

一口食べて、まず印象に残ったのがビーフの旨みです。
かなり重厚感があります。
単純に牛肉が具材として入っているだけではなく、ルーそのものからも肉の旨みを感じます。
実際に原材料を確認すると、牛肉のほか、牛脂やビーフエキスなども使われています。
そのためか、カレー全体にどっしりとしたビーフの存在感があります。
そこに本格的なスパイスの香りが重なる。
「肉の旨み」と「スパイス」が、このカレーの味の中心になっているように感じました。
とろみのある濃厚なルー
ルーはサラサラ系ではなく、しっかりととろみのあるタイプです。
味わいもかなり濃厚。
食べていて感じたのが、ルーの中にある細かな繊維質です。
個人的には、よく煮込まれた玉ねぎやしょうがなどが溶け込んでいるような印象を受けました。
原材料を確認すると、実際にソテー・ド・オニオン、しょうが、にんにくが使用されています。
ただし、商品のとろみには増粘剤なども使われているため、この繊維質だけがルーのとろみを生み出しているとは断定できません。
それでも、野菜やスパイスなど様々な素材が溶け込んでいるように感じられる濃厚な口当たりは、このカレーの魅力のひとつでした。
スパイスの苦味と香ばしさが本格的
今回かなり印象に残ったのがスパイス感です。
単純に「辛い」というタイプではありません。
むしろ印象的なのは、スパイス特有の苦味と香ばしさ。
口に入れた瞬間から複雑な香りが広がり、かなり本格的なスパイスカレーを食べている感覚があります。
原材料を調べてみると、このカレーにはかなり多くのスパイスが使用されていました。
- カルダモン
- ターメリック
- フェネグリーク
- パプリカ
- シナモン
- フェンネル
- ナツメッグ
- ブラックペッパー
- 赤唐辛子
- ローレル
さらに「焙煎香辛料ペースト」も使用されています。
どのスパイスが今回感じた苦味や香ばしさの中心なのかまでは判断できませんが、メーカー自身もスパイスを焙煎することで香りを高めていることを商品の特徴として挙げています。
今回スパイス感を3.9点と高めに評価したのも、この複雑で力強い香りが理由です。
トマトの酸味もしっかり感じる
もうひとつ、このカレーの個性になっているのがトマトの酸味です。
原材料にもトマトペーストが使用されています。
食べてみると、このトマトの酸味は比較的はっきりと感じました。
ビーフの濃厚な旨みがあるので、酸味が加わることで味が重たくなりすぎず、全体を引き締めています。
さらに、スパイスの苦味や香ばしさも加わるので、
ビーフの旨み
+スパイスの苦味と香ばしさ
+トマトの酸味
という、かなりメリハリのある味になっています。
このあたりは好みが分かれるポイントかもしれません。
まろやかでクセのないカレーが好きな人には、スパイスの風味や酸味が少し強く感じられる可能性があります。
逆に、本格的なスパイスの香りや酸味の効いたカレーが好きな人にとっては、「ちゃんと個性がある」ことが魅力になるカレーだと思います。
中辛表記だけど、辛さ自体はかなり控えめ
パッケージ上は「中辛」ですが、個人的にはそれほど辛さを感じませんでした。
これだけスパイス感が強いので辛そうに感じるのですが、実際には「スパイシー=辛い」というわけではありません。
赤唐辛子やブラックペッパーも原材料には含まれていますが、舌がヒリヒリするような強い辛さはありませんでした。
むしろ、辛味よりもスパイスの香り・苦味・香ばしさを楽しむカレーという印象です。
「辛いものはそれほど得意ではないけれど、本格的なスパイスカレーを食べてみたい」という人にも比較的挑戦しやすいかもしれません。
※辛さの感じ方には個人差があります。
ゴロッと入った大きめの牛肉がうれしい
そして今回、かなり満足度が高かったのが牛肉です。
形が残っている具材は基本的に牛肉のみ。
その分、牛肉にはしっかり存在感があります。
レトルトカレーとして考えると比較的大きめの肉がゴロッと入っていて、食べ応えがあります。
しかも肉は柔らかめ。
濃厚なビーフマサラのルーともよく馴染んでいて、ルーと牛肉を一緒に食べたときの一体感が良かったです。
「ビーフマサラカレー」という商品名から期待する肉の満足感は、十分に得られました。
お店で出てきてもレトルトとは思わない完成度
レトルトカレーとしての完成度は、今回もかなり高いと思います。
きれいなお皿に盛り付けてお店で出されたら、個人的にはレトルトカレーだとは思わないレベルです。
特に、分かりやすい甘さや辛さだけで味を作っているのではなく、ビーフの旨み、スパイスの香りと苦味、トマトの酸味など、いくつもの要素が重なっているところに本格感があります。
万人向けのクセのないカレーというよりも、しっかりと個性を出したカレーという印象です。
ゆで卵を添えても美味しそう
そのままでも十分完成された味ですが、アレンジするならスライスしたゆで卵を添えてみたいと思いました。
今回のカレーはスパイスの苦味やトマトの酸味が比較的しっかりしています。
そこに卵のまろやかさが加われば、カレーの個性を残しながら少し優しい味になりそうです。
特に黄身と濃厚なビーフマサラの組み合わせは相性が良さそう。
次に食べるときには試してみたいアレンジです。
マンダラ ビーフマサラカレーを5項目で評価
今回も「味・コク・スパイス感・具材・コスパ」の5項目で評価します。
5項目の平均は3.74 / 5.0。
最も高く評価したのは、スパイス感の3.9点です。
辛さ自体は控えめなのに、スパイスの存在感はかなり強い。
さらに大きめの牛肉と濃厚なルーにも満足感があり、具材とコクについても3.8点としました。
まとめ|深くて力強い北インドのカレー
「神田カレーグランプリ マンダラ ビーフマサラカレー」は、ビーフの重厚な旨みと本格的なスパイス感が印象に残るカレーでした。
とろみのある濃厚なルーに、柔らかく大きめの牛肉。
そこにスパイスの苦味と香ばしさ、トマトの酸味が加わります。
パッケージは中辛ですが、個人的には辛さ自体はそれほど強く感じませんでした。
それよりも楽しみたいのが、複雑なスパイスの風味です。
今回の一言評価は、
「深くて力強い北インドのカレー」
総合評価:3.74 / 5.0
スパイスの苦味やトマトの酸味が比較的はっきりしているため、好みは多少分かれるかもしれません。
ただ、それは欠点というよりも、このカレーの個性。
ビーフの旨みが効いた濃厚なカレーや、本格的なスパイスの香りを楽しみたい人には、一度試してみてほしい一品です。
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