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『ザ・ファブル The second contact』1巻感想|アキラの日常と忍び寄る火種

南勝久さんの『ザ・ファブル』第二部にあたる『ザ・ファブル The second contact』。1巻は、旅から帰ってきたアキラがミサキとの暮らしを始めるところから動き出します。穏やかな日常に笑っているうちに、次の波乱の気配が見えてくる。第一部とは違う始まり方が印象的でした。

※以下、1巻の内容に触れます。

旅から戻ったアキラとミサキの新生活

第一部の終わりに人助けの旅へ出たアキラが、第二部ではミサキのもとへ帰ってきます。二人の新婚生活は温かいのに、アキラの行動は相変わらず少し変わっています。風呂桶の中で眠る姿を、ミサキが普通に起こしに行く場面には思わず笑いました。

以前なら危険な場面で際立っていたアキラの独特な感覚が、今度は家庭の中で笑いになる。二人の距離の近さも伝わってきて、平和な時間をもう少し見ていたくなります。

「レンタルおっちゃん」で人の役に立つ

アキラは人助けを続けようと、「レンタルおっちゃん」に登録して依頼を受けます。誰かの役に立ち、感謝されることを素直に喜ぶ姿がいいですね。かつての強さを知っているからこそ、普通の人としての小さな達成感が面白く感じられます。

アザミとユーカリも登場し、オクトパスで働きながら新しい暮らしを送っています。彼らがアキラのそばにいる安心感と、日常に溶け込もうとするぎこちなさ。その両方が第二部らしい笑いにつながっています。

クロと紅白組の衝突が、平穏に影を落とす

1巻の前半では穏やかな暮らしを楽しめますが、終盤になると真黒組のクロと紅白組の若い組員が揉め始めます。まだアキラたちの日常からは少し離れた火種。それでも、ここから事態が大きくなりそうな予感を残して巻が終わります。

笑えるやり取りを重ねながら、最後に緊張を置いていく展開がうまい。南勝久さんの間の取り方に、今回も先を読みたくなりました。第一部の続きとして懐かしい顔ぶれに会えた喜びと、新しい物語が始まる期待が同時に味わえる1巻です。

続きは『ザ・ファブル The second contact』2巻の感想へ。作品情報は講談社・コミックDAYSの1巻ページで確認できます。

※アイキャッチ画像は記事用に作成したオリジナルのイメージです。作品の公式画像ではありません。

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