『フェルマーの定理』
数学を専攻していない人でも名前ぐらいは知っている有名な定理です。
このフェルマーの定理から名前を取った漫画が『フェルマーの料理』で、テレビドラマ化もされていたので、知っている方も多いんじゃないでしょうか。
この漫画は、人気サッカー漫画『アオアシ』の作者、小林有吾さんの作品で、アオアシの連載を続けながら並行で書いた作品のようです。
タイトルからも想像が付く通り、テーマは『数学 × 料理』で、数学オリンピックを目指している高校生の北田岳が、数学で挫折を経験したところからスタートします。
特待生として学費免除で進学した高校で、全額免除の対象から外されてしまい、学費の足しにするために始めた学食でのバイトの賄いで作ったナポリタンが新進気鋭の若手シェフ朝倉海に気に入られたことをきっかけに物語が展開していきます。
数学的思考という料理とは関係の無さそうな思考法が実は料理に大きな影響を与えるというのが、この漫画のメインテーマであり、ありそうで意外と無かった視点に知的好奇心をくすぐられつつ、破天荒なカリスマシェフに真面目な主人公北田岳が振り回される展開に目が離せない、フェルマーの料理。おすすめです。
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