ビジネス系の漫画は過去にも色々ありましたが、スタートアップにフォーカスした作品は意外と無かったんじゃないでしょうか?
大手財閥系の家系に生まれた三星太陽は財閥企業を抜け出し、サンシャインファンドという投資会社を設立し、自身を『人間投資家』と称します。
挫折や失敗などでキャリアや先の人生に不安を抱えている人たちに、起業という1つの選択肢を提示し、その実現へのサポートをしていきます。
1つ1つの話で主役となる人物が、東大出身でMBAを取得しているキラキラした経歴の人たちではなく、どこにでもいる普通の人であることで、どこか自分や自分の周りの人を重ね合わせて共感ができる部分があることと、起業というものが思ったより身近なものであることを感じられる作品になっています。
また、その一方で描かれている内容が非常にリアリティーがあって、起業経験のある人が描いてるのかなと思うぐらいです。おそらくしっかりと取材をして描かれているのだと思いますね。
会社法の改正やビジネス環境の変化によって、起業というのも他人事ではない存在になりつつあるので、楽しみながら自身のキャリアを見つめ直すきっかけとして読んでみてはいかがでしょうか。
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