待望のキングダム新巻72巻が発売されましたね。
宜安の戦いで桓騎将軍が討ち取られてから1年が経ち、雪辱を果たすべく25万の大群を率いて趙北部の頭佐原平原で李牧率いる趙軍と激突したというのが、71巻でした。
秦軍は王翦将軍が総大将、楊端和率いる山の民、飛信隊、玉鳳隊という布陣。李牧側はカイネや傅抵の側近たち、舜水樹、馬南慈などの雁門軍に加えて、今まで謎に包まれていた司馬尚率いる青歌軍という布陣です。
飛信隊が李牧の企てにより、早々に主戦場から離脱させられ、序盤は李牧の描いた絵の通りに戦が進もうとしているというところから、72巻が始まります。
今回の見所としては、大きく2つですかね。
1つは青歌の司馬尚がどれほど強いのかということです。新たな三大天になったことから、龐煖に匹敵するかそれ以上の強さであることは間違いなく、司馬尚が誰と戦うのか、どれだけの戦いを見せるのかは楽しみなところです。
もう1つは、王翦軍の倉央と糸凌の過去についてですかね。この2人の仲の良さが異様な空気感を放っていましたが、今回、2人がなぜこのような関係になったのかに迫るシーンがあります。
司馬尚が王翦に迫って進撃していく中で、当然彼らも大将の王翦を守るために戦うのですが、その中でもお互いを守りたいという気持ちが見え隠れするところが、読んでいて心が揺れるシーンでしたね。
王翦がかつて無いぐらい追い詰められ、今後どうなるのか気になったところで73巻に続いていきます。
今回も1ページも目を離せない動きの激しい巻で面白かったですね。
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