キングダムファン必見の完全版が発売されましたね。
この記事を書いている時点では、1巻と2巻が発売されており、毎月2冊ペースで全20巻になるとのことです。ハードカバーの重厚感のあるパッケージとキングダムのキャラクターのしおりが付いてきます。
内容としては1巻にはコミックスの1〜2巻が収録されているのでコミックスを持っている方は持っているものと同じですが、各話毎に原泰久先生の解説が付いていることと、A5サイズで大きい、かつ良い紙が使われているため鮮明な絵になっているので、違った印象で新たな気持ちで楽しめます。
完全版1巻では、信と漂が草原で打ち合いをしているシーンから始まります。
当然コミックと同じなのですが、懐かしさがあり感慨深いのと、やはり用紙のサイズが大きくなっていることで、臨場感が増しているので、迫力がありますね。
その後、漂が王弟の刺客にやられてしまい、秦国の大王である政が待機している黒卑村に向かい朱凶と戦うシーンやその後、河了貂に出会い、山の王楊端和に会いに行くところまでが1巻に収録されています。
話と話の間に所々カラーの挿し絵が挟まれているのが楽しめることと、何より原泰久先生の解説が非常に興味深くて楽しめます。
読んでいる側からすると、史実とフィクションのバランスや各キャラクターの個性、ストーリーの展開など完璧に作り込まれているようにしか感じませんが、その時々で試行錯誤しながら生み出されてきたことを知り、より作品の奥深さが感じられ、それを知った上で読み返すと違う側面から楽しめますね。
朱凶の次に王弟側から刺客として送り込まれたムタとの戦いがありましたが、ヤンジャンでのアンケートでランキングが下がってきた時に面白さを出すために、あのキャラクターを作ったそうで、そういう裏側を知れるのはファンとして嬉しいですね。ムタは良いキャラしてたと思います。
コミックスは71巻まで進んでいるので、ストーリーを振り返りつつ、裏話も知れて楽しめる1冊になっているので、キングダムファンの方はぜひ読んでみてください。
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