レトルトカレーを実際に食べてレビューしていくシリーズ。
今回食べたのは、エスビー食品「噂の名店」シリーズの「珊瑚礁 湘南ドライカレー」です。
前回食べた「プティフ・ア・ラ・カンパーニュ 欧風ビーフカレー」がかなり本格的だったこともあり、個人的に期待している「噂の名店」シリーズ。
今回の湘南ドライカレーも、レトルトとは思えないほど完成度の高い一品でした。
特に印象に残ったのが、口から鼻へ抜けていくスパイスの香りと、どこを食べても感じられるほどたっぷり入った挽肉。
このカレーを一言で表すなら、
「海辺で食べたいカレー」
です。
個人的な総合評価は3.80 / 5.0。
それでは、詳しくレビューしていきます。
「珊瑚礁 湘南ドライカレー」とは?

「珊瑚礁」は、鎌倉・七里ガ浜にあるカレー店です。
エスビー食品の公式サイトによると1972年開店。湘南・鎌倉の地で長く営業を続ける人気店で、本店ではドライカレーが創業当初からの定番メニューとなっています。
今回食べた「湘南ドライカレー」は、そんな珊瑚礁が監修したレトルトカレーです。
メーカーが掲げている特徴は、
「挽肉の旨みと、スパイス、バターの調和」
です。
公式の商品情報では、内容量は150g。挽肉を中心に、マッシュルームやグリンピースなどが使われています。
※商品情報は変更される可能性があるため、購入時にはパッケージやメーカー公式サイトをご確認ください。
一口目からスパイスの香りが鼻へ抜ける
さっそく食べてみます。
一口目で最初に印象に残ったのは、スパイスの香りでした。
口に入れるとカレーらしいスパイスの香りが広がり、そのまま鼻へスッと抜けていくような感覚があります。
ただ、唐辛子の刺激がガツンとくるとか、胡椒のピリッとした辛さが前面に出てくるタイプではありません。
「これぞカレー」という複雑なスパイス感です。
何のスパイスだろう?と思って原材料を調べてみましたが、メーカーの公式商品情報では「カレー粉」「香辛料」と記載されており、使用されている個々のスパイスまでは公表されていません。
そのため「クミンが強い」「コリアンダーが効いている」といった具体的なスパイスを断定することはできませんが、香りをしっかり楽しませてくれるカレーという印象でした。
ドライカレーだけど意外と水分量は多め
「ドライカレー」という商品名から、かなり水分量の少ないキーマカレーのようなものを想像していました。
実際に食べてみると、一般的なドライカレーのイメージよりも水分量はやや多めです。
そこにたっぷりの挽肉が入っています。
面白いのが味を感じる順番。
最初にスパイスの香りを感じたあと、挽肉の旨みと生クリームなどの乳製品によるまろやかさが後から追いかけてくるように感じました。
原材料には、バターや生クリームなどの乳製品も使用されています。
スパイスだけに振り切るのではなく、
スパイスの香り × 挽肉の旨み × 乳製品のコク
が組み合わさっているところが、このカレーの大きな特徴だと思います。
主役はなんといっても挽肉!
今回、一番気に入ったのが挽肉です。
どこをすくって食べても挽肉を感じるくらい、しっかり入っています。
レトルトのキーマ系カレーでは、ソースの中に細かい挽肉が入っているものの、肉を食べている感じがあまりしない商品もあります。
湘南ドライカレーは違いました。
一口ごとに挽肉の存在感があり、「肉を食べている」という満足感がしっかりあります。
味についても、スパイスや乳製品だけではなく、挽肉からくる肉の旨みが全体の土台になっているように感じました。
挽肉好きにはかなり嬉しいカレーです。
マッシュルームとグリンピースがいいアクセント
挽肉以外で存在感があったのが、マッシュルームとグリンピースです。
基本的には挽肉を中心とした濃厚な味なのですが、ときどきマッシュルームが口に入ると、キノコらしい風味が加わります。
個人的には、このマッシュルームの風味を比較的強く感じました。
さらにグリンピースが入ることで、また少し違った味と食感に。
どこを食べても挽肉を感じられる中で、時折マッシュルームやグリンピースが入ってくることで、味や食感にちょっとした緩急が生まれます。
最後まで飽きずに食べられるポイントの一つだと思います。
辛口寄りの中辛。辛さよりもスパイスを楽しむカレー
辛さについては、個人的には「辛口寄りの中辛」くらいに感じました。
激辛系のカレーではありません。
特徴的なのは、唐辛子のヒリヒリとした刺激や胡椒のピリッとした辛さというより、カレーらしいスパイスによる辛さを感じること。
スパイス感はしっかりありますが、そこに挽肉の旨みや乳製品のまろやかさが重なるため、尖った印象にはなりません。
辛さそのものを楽しむというよりも、スパイスの香りや複雑な味わいを楽しむカレーという印象です。
「スパイス感のあるカレーは好きだけど、あまり辛すぎるものは苦手」という人でも比較的食べやすいのではないでしょうか。
※辛さの感じ方には個人差があります。
お店で出てきてもレトルトだと気づかないかも
そして今回も「噂の名店」シリーズで感じたのが、レトルトとしての完成度の高さです。
個人的には、これをちゃんとしたお皿に盛り付けてお店で出されたら、
「これ、レトルトカレーじゃない?」
とはまず思わない気がします。
もちろん、実際の珊瑚礁のお店で食べるカレーとレトルト商品がまったく同じという意味ではありません。
それでも、自宅で温めるだけでこれだけ複雑な味を楽しめることを考えれば、十分に満足できる仕上がりです。
今回食べていて特に「惜しい」と感じるところもなく、全体的にかなり完成度の高いレトルトカレーだと思いました。
半熟煮卵やカスリメティを加えても面白そう
そのままでも十分美味しいのですが、食べながらいくつか試してみたいアレンジも思いつきました。
まず合いそうなのが半熟煮卵。
スパイスの効いたカレーに、とろっとした黄身のコクが加われば、さらにまろやかな味になりそうです。
もう一つ試してみたいのがカスリメティ。
仕上げに少量をパラパラと振りかければ、カスリメティ特有の香りが加わって、また違った方向のスパイス感を楽しめそうです。
次に買ったときには、このあたりのアレンジも試してみたいと思います。
珊瑚礁 湘南ドライカレーを5項目で評価
今回も「味・コク・スパイス感・具材・コスパ」の5項目で評価します。
5項目の平均は3.80 / 5.0。
今回最も高く評価したのは「コク」の4.0点です。
挽肉の旨みにスパイス、さらにバターや生クリームなどの乳製品が加わることで、かなり奥行きのある味に仕上がっていました。
また、突出して評価の低い項目がないのも特徴です。
味、スパイス、具材、コスパのバランスが良く、全体として完成度の高い一品という評価になりました。
まとめ|海辺で食べたくなる、挽肉たっぷりの湘南カレー
「噂の名店 珊瑚礁 湘南ドライカレー」は、
スパイスの香り → 挽肉の旨み → 乳製品のまろやかなコク
という味の流れが印象的なカレーでした。
何より良かったのが、たっぷり入った挽肉。
どこを食べても挽肉を感じられ、そこにマッシュルームやグリンピースがアクセントとして加わります。
スパイスもしっかり効いているものの、辛さ一辺倒ではなく、乳製品のコクによって全体がまろやかにまとまっています。
そして、このカレーを食べながら思い浮かんだのが湘南の海。
「海辺で食べたいカレー」
というのが、今回の一言評価です。
総合評価:3.80 / 5.0
コスパも良く、また食べたいと思える一品でした。
挽肉たっぷりのカレーが好きな人や、辛さだけではなくスパイスの香りとコクを楽しめるカレーを探している人には、ぜひ一度試してもらいたいレトルトカレーです。
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